日曜日の感想（ちょっと長文）

日曜もブルックナー３，４楽章とファーガソンのTuttiのため
大阪南部から練習場へレッツらゴー。

練習にはＪＲ大阪駅を経由するのですが
練習の帰りに電車内で一緒になった
Ｈｒのエキストラさんの話。
21日の夕方、エキストラさんが練習に向かう際、
ＪＲ大阪駅御堂筋口から御堂筋線に降りる
エスカレーター前で、女性が倒れていたそうです。
それは誰かに刺されたとかではなく、
どうもその女性が突然意識がなくなったか
何かだった様子で駅構内に設置されていた
AEDを使っていたようで、翌日見たらＡＥＤが無くなってました。
その後無事だったのかどうかは不明。
無事だったらよいのですが・・

その翌日の22日(日）には
ＪＲ大阪駅環状線ホームで女性３人無差別刺傷事件・・・
こわいですねえ。秋葉原の事件以降、殺人予告だとかいろいろ
ありましたが、とうとう大阪にも上陸したか、ってかんじです。
でも怖がってたら外出れませんからね。

ところで、練習に久しぶり（3年ぶり？）に
土曜のＹくんに引き続き、元団員のviolin弾きＳ城さんが
エキストラとして練習に来てくれました。なんでって、
来週はいよいよ本振りの先生が初来団なのです。

このＳ城さんて方は弾いてるときとても幸せそう。
私のほうが前に座ってたので、 弾いてる姿は
拝見できなかったのだけど・・・ でも本人も
オケで弾ける時間は幸せだと実際言ってるし。
彼のそんな姿を見てたらこちらも幸せになります（笑

土曜来てくれたＹくんもＳ城さんもそうだけど、
二人の音楽に対する真摯な姿勢はとっても共感。

一緒に弾けてる、音を共有できてるっていう充実感！
これが最近うちのオケで足らない気がしてならない。

実際Ｙくんと隣同士のプルトでとても楽しかったのは、
お互いの音が聴きあえて、ここってところでちゃんと
和音を感じれたり、お互い同じ音色にあわせようとしたり
アーティキュレーションなど気にしながら弾けたから。

いくら個人技ができてたって、周りの音が聴けてなかったら
オーケストラやってる意味がないから。
いったい、何のために週末に貴重な時間を割いて、
集まって音楽やってんの？って思っちゃう。

なんかまじめな話になってしまったので、
話題を変えて、休憩時間女子トイレでの会話。

Ｓちゃんからある話を持ちかけられました。
Ｓちゃんの大学時代の友人でクレモナで
楽器を作っているＹさんがつくった、violinの話。
先日、そのviolinで賞を取られたそうで、
よかったねー！すごいやん、と言ってたら
それで話は終わらず・・・
わたしにその楽器を貸してくれるように
話を持ってってくれているらしい。

音量が最近ちっともでない、音色もこもる、って
よく私がこぼしてたから、プッシュしてくれたんだそう。
私のメンテナンス不足＆練習不足なんだけど、
あきらかに10年前より弾きにくい。
ビブラートもかけてもかけてもイマイチすっきりしない。
楽器工房のＹケンさん(大学時代のオケの先輩）にも数年前から
調整に出すたびに「そろそろペグや指板、駒など交換したほうがいい」
といわれてた。「楽器購入予定があるのなら、我慢してもいいけど、
予定がないならマジで変えたほうがいいよ、これじゃ音でないでしょう？」
って。

とうとう先日の本番前に決心して楽器を入院させました。
本番前なので無理を言って一週間で仕上げてもらったのですが
びっくりするくらい音が出るようになっていて、
ビブラートもかけやすくなってた。これはこれでオドロキで
先輩に大感謝！！なのですが。

それでも、同じオケのばよりん仲間の楽器を
遊びで弾かせてもらうと大概わたしの楽器より
弾きやすい、と感じてしまう。
隣の芝生は青く見えるんだろうケド
あきらかにビブラートとかかけやすいし・・

そんな折、こんな話を頂き、ありがたや・・
家に帰ってからＳちゃんよりﾒｰﾙがあり、
ＹさんはＰＡＣオケゲストトップチェロ奏者のチェロを改造するため
8月にはクレモナにかえるらしく、例のviolinは日本に置き去りに
することになるらしく、ラッキーなことに7月下旬から
楽器を貸してもらえることになりました。今から楽しみです。


その楽器の名前はレオネッサというそうです。
レオネッサ、待ってるよ～！